元気な企業に学ぶ

2013-02-10

昨年から今年にかけて、元気な企業に伺う機会があり、事業再生支援を行っている企業との違いを痛感した。8社のヒアリングを行ったが、特徴をまとめれば以下の点である。

1.異口同音に「経営理念」の共有や共感を述べられ、絶えず追求し実行している。盛和塾生もおられたが、企業の進むべき方向(理念や信条など)を社員が共有する重要性を再認識した。

 
2.市場や顧客の動向やニーズに極めて敏感であった。マーケット・イン志向の重要性を語る人は多いが、トップが率先して実行する大切さを実感した。
 そこから新しいニーズを掘り起している企業や、顧客企業(ひいては市場)の経営戦略の変化を読み、戦略を再構築されていた。技術開発力の強化や海外進出事例も含まれている。

3.ビジネスモデルが明瞭であった、ヒアリングでスムーズに確認できた。

4.経営戦略の選択における、意思決定スピードと決断力は見事であった。

5.事業承継にもぬかりなく取り組んでおられた。

6.旺盛な事業意欲に対する金融機関の支援に関して、「目利き力の不足」を感じておられたところも見受けられた。

元気な企業に学ぶこと大。

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